トヨタ/レクサス 2017年SGT体制発表
本日、トヨタ/レクサスから
2017年のモータースポーツ活動についての発表がありました。
シーズンインが近づいてくるのが実感できるようになってきましたね。
GTも含まれていますから、早速、発表された体制を見ていきましょう。
GT500クラス
チャンピオンとなりましたが、今シーズンは車両レギュレーションが一新され、
また弱点も少なくなかったため、ベース車両を RC F から LC500 に変更しました。
台数には変更なく、前年同様の5チーム6台です。
ドライバーはどうでしょうか。
LEXUS TEAM SARD はチャンピオンなので、ヘイキ/平手両選手の不動のコンビ。
LEXUS TEAM LeMans も LEXUS TEAM WedsSport BANDOH も継続で、
それぞれ大嶋/カルダレッリ両選手、関口/国本両選手のペア。
こんな地味ブログではもう触れなくていいでしょう(笑)
なんせ鉄板ですから。
立川選手と石浦選手のペアは、ほかのレクサスのチームと比較すると、
職人の組み合わせって感じで、
他陣営からすると特に脅威になるのではないでしょうか。
そんな感じで速いチームであるセルモに対し、レース上手のトムス。
彼らが今日の発表の中心でした。
LEXUS TEAM au TOM’S は、ジェームス・ロシター選手は継続で、
彼とコンビを組むのは中嶋一貴選手。
中嶋一貴選手は、ここ数年はWECとSFがメインだったので、
久々のGT復帰ですね。(2014年以来の参戦)
「SF、WECに集中したい」とのことでのGT休止だったので、
今回の復帰で中嶋選手への負担が大きくなりそうで少し心配ですね。
しかし、レクサスにとってはかなり心強いドライバーです。
もともと速さはありますし、WECで揉まれているでしょうから
強さの面も十分でしょう。
レッドブルのスポンサードが噂されている、LEXUS TEAM KeePer TOM’S は
平川亮選手とニック・キャシディ選手に。
若い選手の組み合わせはなかなかリスキーな気がしますが、
その分、ハマると速そうですね。
...そうなんです、片方を教育係の中堅・ベテラン選手にするのではなく、
若手×若手なのです。
去年は、伊藤大輔選手がその役割だったのですが...
なんと今シーズンから、36号車の監督に就任とのこと。
と同時に第2戦ではドライバーも兼任するらしいです。
(WEC第2戦と被っており、中嶋選手が欠場するため)
これにはびっくりしましたね。
なんせ唐突でしたし、
次にGTを引退するのはニッサンの本山選手だと思い込んでいましたから。
500はこれくらいにしておきましょうか。
GT300
タキ井上の顔をしたハミルトンとして
GT3車両をバッサバッサと薙ぎ払っていった、
PRIUS GTですが今年も変わらず、
aprが2台のTOYOTA PRIUS apr GTを走らせます。
30号車こそ永井宏明/佐々木孝太両選手のコンビですが、
久保凛太郎選手が抜擢されました。
また、注目は2017年型 RC F GT3 の参戦です。
RC F GT3が2台も、となるとレクサスの気合の入れようが伝わってきます。
2台ともチームはLM Corsaですが、
51号車は中山雄一/坪井翔両選手のコンビで、ブリヂストンタイヤを装着。
一方の60号車はドライバー、タイヤともに変更なしのようです。
全体的には、37号車しかり51号車しかり、
フレッシュなドライバーラインナップですね。
マシン自体も新しいですし。
車両の刷新や、中嶋選手の復帰といいGTでもトヨタは本気になったようですね。
自分には、昨年のルマンが影響しているように思えます。
こうしてトヨタがなりふり構わない態勢であること自体が他陣営にとっては、
なかなか”やりづらい”でしょうね。
参考記事