カワサキ モーターサイクルフェア2017
さる2/26、カワサキワールドに行ってきました。
『モーターサイクルフェア2017』が開催されていたのです。
カワサキワールドは、神戸海洋博物館の中にあるということと、
Kawasakiの事業領域が広いということが相まって、
常設展示だけでは物足りなく感じます。
ですので、バイク好きにはとっては、
この特別展と常設展示を合わせて見るのが丁度良いなと感じました。
以下レポート
まずはこのオートバイ
ZXR250
ステアリング周りとタンクを、ぶっといホースがつないでますね。
これは、K-CAS(カワサキクールエアシステム)という装置で、
空気をシリンダーヘッドに直接当てて
高速走行時の熱ダレを防ぐというシステムです。
走行中はこのホースが邪魔で、ハンドルスイッチが見えないそうです。
なんというか、こういうところが流石カワサキです。
次はこちら
KAZE X-11
なんと、カワサキがオープンホイールの車両を作っていたのです!
傍らの案内板にはこう書いてありました。
「~レースで勝つためではなく、スポーツムーブメントとしてサーキットを走るための、いわば究極の遊び文化の提案~」
これがコンセプトのようです。
要はサーキット専用車として開発をしたということでしょう。
Lotus Exos Type 125 のようなマシンですね。
エンジンにはZZ-R1100のものをチューニングしたものを採用したそうで、
ボディにはカワサキが他分野で培った技術が投入されているようです。
こちらは言わずもがなの
H2R
時速400kmを達成したモンスターマシン。
全身にまとってるカーボンのパーツがまぶしい...
贅沢なカウルですねぇ...
イカす星形ホイールもプロアームのおかげで映えますね(^^)
ちなみにプロアームのスタンドはこのようになっています。
片側だけで強度やバランスは問題ないのでしょうか...少し心配ですね。
中身はこのようになっています。
ライムグリーンのトラスフレームが目をひきますね。
セッティングの難度が高いように思えるプロアームに
剛性が高そうにないトラスフレーム...
少なくとも”サーキットでの速さ”を追求したマシンではなさそうですね。
(中途半端にバイクについて知ってる人はこういった誤解をしていますね。
そういう人はWSBには、
ZX-10RではなくH2Rで参戦してるなんて思い込んでいたりします 汗。)
エキゾーストパイプの色もきれいですね🎶
こちらはこのオートバイのキモである、エンジン。
赤く塗られている部分の中心に羽がありますね。
そうです、これがスーパーチャージャーのタービンです。
詳しくはわかりませんが、すごい精度が求められるようで、
カワサキの技術の結晶であるとも言えるでしょう。
そんなカワサキの至宝で、彼らは空を飛ぼうとしていました...
翼がつきました。
しかしこれだと空中での操作ができないため、
飛行というより”離陸する”だけだといえるでしょう。
空中で操縦できるようにしました。
H2Rの要素はエンジンだけじゃないか...
と思いきや
操縦桿と操作姿勢でバイク要素残してきました。
操縦桿はいいんだけど、なんでニーグリップを可能にしたの?
ご丁寧にわざわざコクピットの中に燃料タンクを作ったようです。
(但し書きによると、
普通は航空機の燃料タンクはコクピットには作らないようです。)
今回の特別展はこのような内容でした。
通常展示では
500メグロK2
900SUPER4
といった旧車から
ZX-10R(2015 World Superbike Champion)
といった最新の車両までありました。
このカワサキワールド、
良くも悪くもカワサキらしさを味わうことができました。
今回はここまでで筆をおくことにします。